賃貸

早稲田　「不動産屋の家」

元の不動産屋の応接室で使用していたソファであろうか。ベルベットのそれが2つ。

雰囲気は十分だ。

角地に建つため2面ともガラスの引戸となっており、1階は色々と好きな使い方ができるだろう。都電早稲田駅より1分、新目白通りを曲がってすぐ建物があり、人、自転車、車の通行量は申し分ない。貸しギャラリー、カフェなどの商いもイメージできる。

2階には和室（6帖+4.5帖）とキッチンがあり、暮らしは成立する。　と、思ったがそれだけではなさそうだ。ありえない幅、ありえない急な角度の階段（はしごと呼ぶのかもしれない）が忍者屋敷のようにあり、体を斜めにしながら上ると、そこには4帖ほどの小屋裏があった。天井が低く立ち上がることはできない。これが世の男子のあこがれる小屋裏だ。

それだけではまだ終わらない。なぜか輝くほど黄色に塗られた空間をくぐり抜けるとルーフバルコニーもある。

ここでも、夜の秋風に吹かれながらビールが飲めそうだ。

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