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南千住「双子な家」

層マンションができて、キレイな街に変わろうとしているものの、まだまだドヤ街な雰囲気も残る南千住。歩道橋を渡りてくてく歩く。

宿泊施設の数が半端ない。ドヤ街の「ドヤ」は「ヤド（宿）」の反対語らしい。へぇー情報。

泪橋の交差点を過ぎて、ドヤ街に迷い込むと玉姫稲荷神社なんかもあったりする。バッグパッカーの街に変わりつつあるのか、外国人の姿もチラホラある。

その街を通り抜け、コンビニがある交差点を曲がると今回の物件がすぐある。緑と白のストライプテントが印象的な店舗付き住宅と、青と白のストライプのヤツが双子のように並んでいる。奥の青と白のテントが募集物件。

引き戸を開けると10帖程の土間、その先の小上がりにはガラス戸を挟んでトイレとキッチンがある。アクセサリーや小物の工房やデザイン事務所のようなSOHO使いも良いだろう。

トイレの木製建具には当時のままのカンヌキがあり、カワイイので是非そのまま使いたい。

お決まりな急な階段を上ると6畳間が2部屋。腰窓が4か所あり、光も風も十分入りそうだ。

この物件にも弱点がある。風呂が無い。すぐ近くに富士の湯があるので富士山を眺めながら毎日の疲れを癒すのも良い。ミストサウナもあるようだ。物件オーナーが改装費30万円ほど補助してもらえたり、フリーレントが2か月あったりするので、それを元手にシャワーブースを付けるもの良い。

2階の押入れに「ホワイトオーシャン」という昔のウイスキーの段ボールがあった。12打（ダース）入り。今ではやたらプレミアがついてネットで売買されているウイスキーらしい。もし中身があったなら、それを理由に借りたいくらいだ。

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