町街さがし(グルメ編)
「欧州カレー ボンディ」
本の町、神保町にあるボンディ。自分が本郷三丁目に勤めていた編集部員時代からだからかれこれ20年ぶりの再訪である。
20年という歳月をボンディのカレーのニオイや味がどれだけフラッシュバックさせてくれるだろうか?と期待していざ入店。
ボンディは2階なのですがテナントビルはやはり神保町。ほぼ本屋さんです。
2階へ上がるとそこも本屋さんと隣わせな共存スタイルです。こういったTHE雑居ビルな感じ好きです。
ランチ時だったので少し店舗前で待ちます。5分くらいで店内にスムースinしスマートにビーフカレーを頼みます。欧州なので“カレー”表記です。たまに本気なカレー屋さんで“カリー”表記なお店ありますが自分はちょっとまだ“カリー”には辿り着けていない若輩者です。はい。
しばらくするとボンディならではな熱々な蒸したジャガイモの登場です。これを主役のカレーが来るまで、スプーンでホクホクとほぐしてジャガバタスタイルで頂きまして胃袋を温めていきます。
カレーが来るまで半分くらい頂いて、残りはカレーが来たら混ぜて頂くのがこれまたたまらないのですよ。20年ぶりのボンディをジャガバタを食べながら思い出して来ました。
いよいよ主役のビーフカレーが登場です。これこれ。ライスにチーズがかかっていてソースポッドからゴロゴロなビーフがチラッと見えるこの感じ♬
チーズのかかったライスの上のホクホクなジャガバタを乗せてからその上にふんだんにビーフカレーを!これまたたまらない美味しさなんですよね。ジャガバタとビーフカレーの相性がこれまた味の掛け算で、欧州カレーというようにブラウンソースを基本とするソースに野菜やフルーツそして赤ワインや各種スパイスがマッチしたカレーにジャガイモとバターとチーズのハーモニー!これですよこれ!ボンディ!自分がペーペーな編集員時代にたまに贅沢して食べた味が蘇って来ました。こうやって思い出のある味というのは、いくつになっても美味しさとお腹以上に心も満たしてくれますね。
店舗情報
欧州カレー ボンディ
住所/東京都千代田区神田神保町2-3 神田古書センター2F
営業時間/11:00〜20:30 (L.O 20:00)
定休日/年末年始
著_柳町唯
1993年〜1996年AJSA公認プロスケーターとして活動。その後はスケートボード専門誌、ファッション誌、カルチャー誌などで編集/ライターとして活動。2012年には自身のスケートボードキャリアを活かしたブランドSNAKE PORNO通称スネポルを立ち上げる。2019年9月に自身初となる短編青春小説「Big Pants -スケートボード is 素敵-」をHIDDEN CHAMPION発行の元、星雲社より発刊。
小説Big Pants
https://shop.hiddenchampion.jp/products/145235531